今年も黄金色の風がやってきた。 11月12日、例年どおりの季節に秋の収穫祭を開催した。 雪待月とも呼ばれるこの季節。
名のごとく、冬の支度をはじめ、雪が降るのを待つのである。軽井沢では、スタッドレスタイヤをはき、ストーブまわりを整備して、スノーブーツを引っ張り出してくる。
山では野草がドライフラワーに変貌しはじめ、あたりが「色づく」頃だ。一面が黄金色になってゆくこの二週間ほどのグラデーションが、実に美しい。
一見すると乾燥している枝木だが、実際にはまだ水分を含んでおり、火が着きやすい、とはなかなか言い切れない。
ブーケづくりに静かな野草園を楽しみ、ススの出た煙を沢山すった一日。